H29年度・大阪府から学校教育に関しての権限移譲

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過日、3月1日の堺市議会・本会議で日本共産党を代表して大綱質疑に立ちました。今回で2回目となった大綱質疑のテーマは大きく分けて3つありました。

以下、項目です。

①世界文化遺産登録に向けた取り組みと堺市立泉北すえむら資料館活用について

②学校教育について
○府費負担教職員の権限移譲に関連して
・少人数学級の実施拡大について
・教職員の長時間勤務の解消と定数内講師比率の引き下げについて
・大規模校対策について

③LGBTなどの性的マイノリティへの対応について
○本市の対応について
○本市学校園での対応について
○堺市立総合医療センターでの対応について

まずは学校教育についての質問結果をご報告します。

学校教育については、平成29年度に大阪府から権限移譲が行われます。その権限移譲に向けて堺市は、①大阪府、大阪市、堺市の3教育委員会による協議の場を設置、②給与、勤務条件内容等の検討の開始、③権限移譲に向けた組織運営体制の強化、④教職員定数及び学級編成のあり方についての検討を開始、と4点挙げられています。要するに、これまで大阪府に頼っていたことがこれから堺市独自で出来るようになるから準備しておこうということです。

それらを実行しようと思えば、所用見込み額「409億2000万円」が必要です。

しかし、これに対して、税源移譲額は「223億2000万円」。。。全然足りません。

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教育委員会は、「国に対し、本市の財政運営に影響が及ぶことのないよう、事前準備に係る経費も含めた所用額全額について税制措置をとるよう、堺市単独要望のみならず、指定都市市長・議長要望並びに指定都市教育委員・教育長協議会といたしましても継続して要望を行っている」と答えています。とにかく、頑張っているということです。

また、権限移譲に伴う「市独自」の少人数学級の拡大については、秋田県の小・中学校の全学年で30人程度学級拡充の事例を示しながら、せめて「小学校3年生の少人数学級実施」をと求めました。

現在、堺市では40人を超える学級が、小学校で35学級、中学校で17学級、合計52学級あります。2年生の35人学級からいきなり3年生になると40人数学級に跳ね上がります。問題なのは、学年児童数が80人なら40人づつ二クラスに分けられ、そこに支援学級の児童が1人入っても、形式的には在席児とカウントされないマジックによって、40人学級扱いとなるのです。こんな現実を見ないカウントの仕方も大問題です。 しかし、教職員配置の在り方も含めて考える(その後の質問でそれも困難と判明)との答弁がありましたが、今回の答弁も「検討」止まりでした。

教職員の長時間・過密労働解消や勤務労働条件への回答は、「子ども一人ひとりと向き合い」「きめ細かな教育を推進」する意思はあり、講師比率は2年連続で引き下がっており、11,2%ということでした。しかし、他の政令指定都市の現状と比べればさらなる努力が必要であることも明らかです。

さて、少子高齢化社会と言われていますが、堺市では大規模校をどのように解消すればよいのかといった課題があります。 800人以上の児童生徒が在席するのは、小学校で11校、中学校で3校。ちなみに私の選出されている西区のF校は1,292人です。これを緩和する策として提案したのが、権限移譲による「教員の加配」「擁護教諭の複数配置」でした。

「全国擁護教諭連絡協議会」が文部科学大臣に提出した「擁護教諭の複数配置の拡充について」は、

「社会環境・生活環境の急激な変化は子どもたちの心身の健康に大きな影響を与えている。いじめ・不登校などのメンタルヘルス、アレルギー疾患、生活習慣の乱れ、未成年の喫煙や飲酒、薬物、性に関する問題、新型インフルエンザなどの感染症、児童虐待、発達障害、災害や事件・事故に伴う心のケア等々・・・保健室に来室する子どもの数、一人あたりの対応時間が増加している・・・」と示されています。

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したがって、【擁護教諭の複数配置の拡充が必要】と断定しています。これが現場の声です!

国が1970年に定めた現状と見合わない複数配置基準に厳しい声を突きつけているのです。

全国的な調査によれば、保健室利用者数が1日で小学校40,9人、中学校37,9人。また、登校はするが教室に入れない「保健室登校」が1,000人あたり、中学校では6,6人。平成13年から18年の5年間で小・中学校ともに増加しています。

堺市はこの現状を受け止めて真摯に対応してもらいたいものです。引き続き頑張ります!!!

カテゴリー: 活動報告

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