トップダウンよりボトムアップ

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平成28年第4回堺市議会定例会・市民人権委員会と同分科会での質疑を終えました。今回は一般質疑で3点。分科会で1点の質問しました。

1点目は「防災について」と題し、主に障害者の方の被災時のニーズを掴むために要支援者が防災訓練等に参加しやすい仕組みを整備するよう「きょうされん大阪支部」さんの大阪府内への自治体アンケート報告書を参考にしながら求めました。

堺市は、福祉避難所の協定もわずかなうえに運営マニュアルがまだ整備されていません。当局は諸々の課題があるとのべました。したがって、そんな状況ですから福祉避難所での避難訓練も出来ません。最も障害者の方が地域の訓練に参加する仕組みすらつくれていません。もちろん、地域防災は地域組織が自ら運営するものですが、行政としてできることをやりつくしているとは決して言えません。昨今の災害は「想定外」の連続です。今後もまた温暖化により想定外被害が増加していくことを考えれば、運営マニュアル作製は待ったなしの課題です。早急に取り組むよう求めました。

また、要支援者が避難訓練に参加することにより必然的にそのニーズは見えてきます。例えば、大阪市では、障害者の方を巻き込みながら避難訓練を福祉避難所でも実施しています。その訓練の中の「イーバック・チェア避難訓練」というものに取り組んでいます。障害者の方の参加があればこういったニーズもより掴めるようになると思います。yjimage

2点目は、毎回のように取り上げている「LGBT等の性的マイノリティーの方への配慮について」と題して、8月に実施された人権相談担当者スキルアップ研修の検証を行いました。

その研修の講師を引き受けてくれたのは、清水展人(しみずひろと)さん(NPO法人 Japan GID Friends 理事長・合同会社インスパイア  代表 (ダイバーシティ推進企業)・吉野川市 人権講師団   講師・徳島県教育委員会 人権教育・啓発 指導員・徳島市人権教育・啓発   講師・メンタルセラピスト・絵本セラピスト協会 大人に絵本ひろめ隊員://tensai-simizu.jimdo.com)です。その研修に参加した職員の感想が、素晴らしかった。

 

「相談業務に役立てたい」といった感想がとても多く、

「理解を示すだけでなく、発信することが大切と教えていただき、理解だけでは十分でないことを知ることができた」

「私の職場にレインボーマークを張りたいと思う」

と、自発的に行動に移そうとするような感想も出されており堺市役所の内部で確実に変化がおこってきていることがよく分かりました。進捗状況はとてもゆっくりですが、中身が伴っていないトップダウン施策よりも良いと思います。なお、「体制が整い次第専門相談窓口の設置を」と再度求めておきました。

 3点目は、「公的書類及び申請書における性別欄について」は、「全庁へ性別欄の必要性について検証し必要ないものを削除するようとの通知を行った」と6月早々に行ったとうれしい答弁がありました。その結果、各課から相談が寄せられ前向きな動きがあったようです。また、間隔を置かず年一回全庁通知することも求めました。

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これが通知文

 

 決算審査特別委員会市民人権分科会では「地方公共団体情報システム機構への個人番号カード発行業務等にかかる国の予算繰越等に伴う負担金について」いわゆるマイナンバー制度における負担金の概要を聞きつつ、システム不具合を他人事のように言い募る総務省の無責任体質を指摘しました。

 マイナンバーにかかる事務は「法廷受託事務」であり、自治体が好きでやっているものではなく国の命令でやっているだけです。そういった意味からも堺市自身にもマイナンバー制度の危険性や責任の所在が度々不明瞭にされていること、またシステムの不具合で市民に迷惑をかけていることなどを理解してもらわなければいけません。大体、国の負担金だからといって黙っているわけにはいきません。その負担金は元をたどれば国民の税金だからです。J−LISにだって堺市は分担金として年間180万円も納めています。これだって市民の税金が含まれているはずです。今回、以上のことを指摘して堺市でこれ以上のマイナンバーの利用拡大(堺市はコンビニ交付はする予定)をしないよう強く求めておきました。

 

 

カテゴリー: 活動報告

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